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シューティング・スターのtakのレビュー・感想・評価

シューティング・スター(1997年製作の映画)
2.8
ポップなポップなフランス製犯罪映画。とは言っても、ヨーロッパ映画らしいオシャレな雰囲気や人間模様を期待すると、完全に裏切られる。そんなのは無縁な世界。英米文化かぶれじゃね?とは言い過ぎか。

麻薬の売人がギャングの情婦に恋をした。彼女も彼に一目惚れして、麻薬の詰まった鞄を持って彼の元にやって来る。そこから始まる逃避行。

要するに「トゥルー・ロマンス」みたいなの撮ってみたかったんだろうなぁ。音楽も既成曲だらけになってる。世間ではタランティーノばりの選曲の良さ!という感想もあるようだ。申し訳ない。全くそうは思わない。カーディガンズが流れてればオシャレな映画だとか言うなら、PVでも見てりゃいいのさ。おっ、I'm Losing You使ってる。いい曲。ロッドのカバーは絶品だったな。だけど筋との関係とか、どんな効果狙ったのかよくわからない。ソフィア・コッポラの爪の垢でも煎じて飲んでなさい。

主人公を中心にことの成り行きが「運命に任せよう!」のひと言で左右されていくのは、先が予測できなくて確かに面白い。でも全体的にはちょっとノレず。僕はロマーヌ・ボーランジェ目当てで観た。映画は好きになれんかったけど、どの場面も彼女は輝いている♡。フレンチロリータに弱くてすみません😝
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