こじ

カイロの紫のバラのこじのレビュー・感想・評価

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)
4.5
設定が秀逸で

笑いもウィットに翔んでおり

夢溢れるストーリーだが

シビアな現実に叩きのめされる

ウディ・アレンらしい映画だった。


てっきり主人公が一人で映画見てる時に

映画の登場人物が

スクリーンから出てくるのかと思ってたら

みんな見てる時にがっつり出てきて

失神する人や

金返せって怒る人

「それはそれでいい」って言う人が出てきたり

登場人物が出てきても

映画は動いていて

他の登場人物達は

映画に取り残された状態で

観客と喧嘩したりする

秀逸な設定と広げ方が

素晴らしかった。 
こじ

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