ウディ・アレン映画の中で一番良いかも。
古き良き映画の良いところを物語に落とし込んでいる。
映画の中で映画をみる、そんな作品かもしれない。
スクリーンの中からキャラクターが出てくるという斬新なファンタジー設定が面白い。てっきりキャッチコピーかと思ったら本当に出てきたのでびっくり。
ストーリーはユーモアにあふれており、映画のロマンチックさを全面に押し出している。どのシーンも音楽ともに素敵。特に後半はすごく楽しく引き込まれた。
ラストはいろんな解釈ができる。ウディ・アレンらしいといえばウディ・アレンらしい終わり。
映画を夢の世界とするところがすごく良い。現実と夢、どちらも素敵。
本作の映像の構成や演出、音楽の使い方は原題のウディ・アレン映画にも引き継がれている。むしろ原点というか、集大成を観たような気分
ギター弾きの恋・アニー・ホール・ミッドナイト・イン・パリ・カイロの紫のバラ これらが非常にお気に入り。