LUXH

シャインのLUXHのレビュー・感想・評価

シャイン(1996年製作の映画)
3.2
流れ的にはかなりシンプルな映画。豪ピアニストの人生を描く。ACや体罰、時代、環境、チャンスのもどかしさと愛と栄光、郷愁を感じる。父の不器用な愛と言動を核に彼はレールの上を歩み、苦しみ葛藤し、反発や上昇、断絶と再起をなぞっている構成。

彼のものは入っていないがラフマニノフ聞きくらべ、という動画を10年前位に見た事がある。同じ楽譜をなぞっても、千差万別、解釈や表現は如実に違ってくる。地上波なのでカットされてるシーンがありそう。翻訳が好きじゃないかったかもしれない。彼の音もまた、父のように不器用でいて人間らしくポツポツと歩く足音の様。少し鍵盤の重さを感じつつストレートな弾き方である印象を持った。やっぱり全編きちんと聴いてみたくなりますね。様々なメーカーのピアノで弾くシーンが映ります。
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