Cisaraghi

キツネとウサギのCisaraghiのレビュー・感想・評価

キツネとウサギ(1973年製作の映画)
5.0
これは比較的アニメらしさのある作品。だからと言って芸術性がおろそかにされているワケでは全くなく、タペストリーのような平面的で装飾的な絵が華麗で綺麗。
 形は漫画チックにかわいくデフォルメされているのに、質感はリアルなところがノルシュテインの描く動物の特徴かな。この作品では、みんなお洒落に飾られている。
 動く絵画に動物たちのキャラクターが加わると不思議なロシア的ユーモアが生まれる。どの動物もいいけど、兎ちゃんの兎らしからぬ怖じないキャラクターが好き。10分のとっても楽しい作品。
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