みおこし

ヤング・フランケンシュタインのみおこしのレビュー・感想・評価

3.5
メル・ブルックス監督の代表作。ジーン・ハックマンお目当てで鑑賞しましたが、言われるまで気づかないくらいのカメオ出演でした!(笑)

トランシルバニアのフランケンシュタイン家のフレデリックは、かつて自分の祖父がモンスターを創り出した家に生まれたことに罪悪感を覚えていた。しかし、曽祖父が自分に対して遺言を残したことを知り、仕方なくトランシルバニアに向かうことになるが...。

コテコテに歴代フランケンシュタイン映画のパロディ要素を盛りつつ、当時としては画期的なギャグも入ったまさにブルックス節炸裂の王道コメディでした。わざわざ当時の雰囲気を醸し出すために全編モノクロで撮影されている点も監督のこだわりを感じます...!おどろおどろしさはあるけれど、全然怖くないのでホラー映画苦手な方も安心してご覧になれるかと。
名優ジーン・ワイルダーのあのとぼけた表情も何だか憎めなくて、思わずクスッと笑ってしまうシーンがたくさんありました。
大女優のクロリス・リーチマンが体当たりのコメディエンヌっぷりを披露していたり、イゴール役のマーティ・フェルドマンのあの強烈な印象は言わずもがなだったりと、脇を固める俳優さんも見事でした。

ところどころに入るパロディ(モンスターと女の子のシーソーのシーンとか)は、実際にユニバーサルのフランケンシュタイン映画をフルで観たことがない私でも観やすかったです!それぐらいフランケンシュタインのイメージって鮮烈なんだなぁ...。"Puttin' On the Ritz"をジーンとフランケンシュタイン役のピーター・ボイルが踊るシーンは突然ミュージカル仕立てになってびっくり!!
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