新たに登場したバットモービルは垂直に離着陸して自在に空中を移動する「ザ・バット」。またまたかっこいい。そして装甲車両「タンブラー」と極太タイヤのバイク「バットポッド」も健在。とりわけ「バットポッド」のタイヤが横回転するところが好きです。
闇に覆われた大都市（ゴッサムシティ）を舞台に犯罪者と戦うダークなヒーロー。DCコミックスを代表するキャラクター「バットマン」のクリストファー・ノーラン版の最後を飾る第3弾。壮絶なアクションシーンや深いキャラクターの葛藤、見応えのあるストーリーが展開されます。
トム・ハーディ演じるベインは、凶悪な敵役として圧倒的な存在感を放っているし、アン・ハサウェイが演じるキャットウーマンも魅力的で、彼女の複雑な性格が物語に深みを与えています。
このノーラン版より前は“バットマン”といえばティム・バートン監督で“ブルース・ウェイン”はマイケル・キートン。そして“キャットウーマン”といえばミシェル・ファイファーだったんじゃないでしょうか？ティム・バートン作品では、デフォルメされた建物や風景、人物たちは独特なファンタジーでダークな世界観が特徴だったと思います。
ノーラン作品ではファンタジー要素を減らし、現実的な要素を増やしたことで、より物語やキャラクターにリアリティを与えていると感じました。より大人向けの作品に仕上がったみたいな。
そして何よりサプライズだったのがバットマンの伝統的な相棒ロビンの登場。さ、さりげなさ過ぎ…
