かねてより、いつかアフリカの大地で野垂れ死にたいとか考えていたから、このフィルムに刻まれた火山島の大地との邂逅におどろきを禁じ得ない。これはロッセリーニの『ストロンボリ』で露顕した崇高な威光とは根本…
>>続きを読むイネスの存在感によって成り立っているような映画で、虚無的な表情を浮かべた人々の元へ訪れる彼女は看護婦の使命なのか、それぞれに救済を試みているように見えた。これも初期の貴重な劇映画なんだろうけど、1作…
>>続きを読む生死の間で揺れ動く人間を見つめる、その身体にまつわる記憶や他者に触れる アピチャッポンにも感じられるそれらの要素が心地良かった 暗闇の中でぼんやりと照らされる身体の輪郭がこの映画の光に見えた 孤独で…
>>続きを読む危篤状態の亡霊として生前の世界との境界が浮き彫りにされる。冒頭では血に出演していた女優が看護婦に襲いかかる。まるで腐敗した死者のように。ある街での慣習の中でリスボンからきた看護婦がさまよう。溶岩の山…
>>続きを読む「映画に映し出されるすべてが実際にその地にあった」と、ペドロ・コスタ自身が語ったように、カーボ・ヴェルデ島に住む人々の独特な言葉や、習慣、気候、風土など、その現実的な生活と歴史を映画に取り込みながら…
>>続きを読む映画の結晶に襲われたのではなく全てのシーンの結集に殴られた気分、ここまで圧倒するのか、画の持つ未知数なパワー、恐ろしい、ペドロコスタ制覇を決意。余談になるけどファーストイネスショットが破壊力抜群すぎ…
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