まりぃくりすてぃ

ゴダールのマリアのまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

ゴダールのマリア(1984年製作の映画)
1.0
俳優たちのお顔の偏差値が高いことは(中盤までは魅力だったが、最終的には)作品の傲慢さへと直流してた。
キリストの威光を頼った“ドヤ顔映画”。
妊腹でも何でもない下腹部の“露出狂”、とても不快。(本当に膨れていれば許せたんだけど。)
「その頃」「その頃」「その頃」のテロップも、めっちゃウザかった。
とにかく、作り手がテーマに溺れてる。駄作というより“映画未満”な感じ。

シン・ゴジラが登場してこれらの俳優たちを踏みつぶしてくれて、いろいろ戦いがあって最終的にはゴジラが「あたし、メスなの。しかも処女懐胎してたの」と呟いてミニラを遺して死ぬ──────という展開以外にこの駄々作を救うすべはない、と心から思う。
“政治家たちの茶番”vsシンゴジラ。これが日本。“恋愛の茶番”vsシンゴジラ、のフランス。いい勝負だね!


そもそも「処女懐胎」なんて、10000000000000000000000000000000000000% ありえないよ。当たり前じゃん。
そんな無益なフィクションに思いを巡らせる暇があったら、かつてキリストが命懸けで説いた「人を愛せよ」をひたすら実行すればいいでしょ。実際にキリストの教えを真に守るキリスト信者がこの二千年間でわずか数千人程度しかいなかったために今の地球がこういうことになってるんだから。わかった? 頼むわよ。しっかりね。はい、じゃあ、今日はこれで解散。
「起立! ……礼!」(←日直の子の台詞)