すとんこ

ブラックホールのすとんこのレビュー・感想・評価

ブラックホール(1979年製作の映画)
3.5
LD所有
パンフレット所有

超巨大なブラックホールの重力に引かれることなく付近に浮遊する巨大宇宙船・シグナス号を発見し、早速調査に向かう宇宙探査船・パロミノ号のクルー。
無人と思われたシグナスには、ブラックホールの謎を開明しようとする狂科学者・ラインハート博士とロボット軍団が支配していたって話☆

光を含むあらゆる物質を強烈な引力で吸い込む超高密度の天体がブラックホールということになってますが、本作ではあらゆる物質を吸い込む宇宙の″穴″で、その穴の先に出口があるという設定になってます。
SF(サイエンス・フィクション)ならぬ、スペース・ファンタジーです。

この手の作品のお約束、宇宙船クルーのメンバーにはロボットがいます。
本作では″ヴィンセント″といって、頭脳明晰、勇猛果敢、射撃の名手で、あらゆる状況を諺に例えるなどユーモアセンスも持ち合わせた万能ロボです。見た目も愛らしいです。

本作は過去に″ゴールデン洋画劇場″で数回放送されていて、予告で流星がシグナス号に激突し船内を巨大な火の玉となって転がるシーンのインパクトが強く心に残っていましたが、ちゃんと観賞した覚えがありませんでした。

で実際に観賞してみたら適度な宇宙感もあり、序盤から中盤にかけてのサスペンス重視な展開から、終盤の畳み掛けるアクション展開へと転調。
ロボット同士の友情あり、因果応報な人間ドラマありと手堅く楽しめる一本(* ̄ー ̄)☆
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