まさお

スパイダーマンのまさおのレビュー・感想・評価

スパイダーマン(1977年製作の映画)
2.1
コスチュームの目の付き方が気持ち悪い!大人気コミック実写化のビジュアルはあれで当時良かったのか?
ドラマのパイロットを映画にしたものなので、スパイダーマン誕生秘話+事件解決の構成。
ヒーローの誕生、人命救助、悪とのバトルと要素は揃っているのに心が踊らない辛い作品。
何よりこの抑揚のないテンポで90分はキツすぎる。35分でいい。ピーターが自作自演でスパイダーマンの写真を撮影するシーンとか、あんなに詳細に描かなくても良い気がする。

悪役は特別な力を持ったキャラクターではなく、主な敵は悪いオジさんと竹刀を武器とした変な3人組。
スパイダーマンと直接拳を交えるのはその変な3人組だけなのだが、その殺陣が本当に酷い。
段取りくささと動きの鈍さも最悪だが、それを早回しで誤魔化そうとするのがもっと許せない。ただ愛せなくはなかった。

ピーターが蜘蛛に噛まれる場面での痛がり方はスパイダーマンの実写作品の中で最もリアルだと思う。蜘蛛がガブッと噛む様子を直接再現出来ないのを見事にカバーする痛がり方だった。
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