中庭

ハンガーの中庭のレビュー・感想・評価

ハンガー(1983年製作の映画)
1.8
急激に白骨化する猿の体が、風化の段階を経る度にびくんびくんと揺れ、次の瞬間にはあっという間に別の状態へ変わっていく。
この映画において老いを象徴するのは肌であり、それを強調するのは明暗のコントラストである。老いを隠している生物には照明が当たらず、老いを受け入れる人物には正面から光が浴びせられる。
階段を転げ落ちることが映画においてどういう意味を持つのか、お手本のようなシークエンスがある。
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