大地震により地盤に亀裂が入り溶岩が噴出するディザスタームービー。同年に『ダンテズ・ピーク』という映画もあるし、その翌年に大洪水の『フラッド』という映画が立て続けに公開されるのだから面白い。90年代はディザスターが流行っていたのか？
不謹慎なのかもしれないが、意外と古いディザスタームービーは好きな方で、しかも本作のように100分程度で収まるそのジャンルは大好物。気軽に観れる割にそれなりにハラハラするから効率が良い。ダラダラ長い説明されるよりかはよっぽどマシ。
まあもちろん突っ込みどころ満載の映画ではあるが、この年のハリウッドのパニックムービーなんてそれが当たり前で今さら何か言う必要もない。
しかも本作に至っては、人種間のいざこざを描きながらも最後は皆、顔が灰まみれになり肌の色関係なく〝助け合い〟が出来たという人間の素晴らしさをも表現している。子供が言う「Look at their faces. They all look the same.」このセリフが全てを持っていった。
こういう脚本だったからこそトミーリージョーンズは出演したのかもしれない。
