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ジェーン・エアのrinrinのレビュー・感想・評価

ジェーン・エア(2011年製作の映画)
4.4
映画としては面白くはないけど、世界観、映像がクリティカルヒット!「闇の列車、光の旅」も印象に残っていたのと同じで、このジェーン・エアも静かで熱く美しい世界が広がっている。キャリー・ジョージ・フクナガ監督は好みであることがわかった。

ミア・ワシコウスカはジェーン・エアという繊細で芯の強い女性にうってつけで、地味なのに上品で若々しい綺麗さだった。

本来、物語はどこまで不幸なの!?と言いたくなる展開なのだが、良くも悪くもこの映画は淡々とし過ぎていて、何が起こっても粛々と進むので驚きはなく、え?あ、そうかーぐらいのテンションで見てしまう。あらすじだけ聞いた方がヤバさが伝わる。「宮本から君へ」の5倍はパンチのあるあらすじなのだが、あんまりストーリー自体の苛烈さが生きていないような…。勿体無いし分かりにくい。

孤独で聡明な少女や、手作りの衣装、イギリスの涼しい風景に古城の佇まいは満点なので、雰囲気楽しみたい人にぜひ!

ジェーン・エアのキャラクターがとても好きなので原作を読むのが楽しみ!
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