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脳内ニューヨークのネットのレビュー・感想・評価

脳内ニューヨーク(2008年製作の映画)
5.0
すごく面白い!とかはないのだけど、この映画が世界に存在していること自体が救い。この映画がある限り誰も自殺願望の映画を撮らなくていいし、誰もこれ以上の自殺願望映画を撮れないと思う。映画を見てここまで鬱々としたのも久しぶり。この世に存在する平凡な人間の平凡かつ果てしなく深い苦しみ・絶望・あらゆるネガティブさを一身に引き受けているよう。ラストがマジでキツい。
ただ長い。さすがにちょっとダレる。
フィリップ・シーモア・ホフマンとキャスリン・キーナー、二人とも大好きな役者。『カポーティ』のペアでもある。サマンサ・モートンも良い。ていうか役者陣がみんな良い。しかもカウフマンなので、老人メイクへのこだわりっぷりが半端ではない。
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