メル

帰らざる河のメルのレビュー・感想・評価

帰らざる河(1954年製作の映画)
3.5
オットー・プレミンジャー監督の西部劇。
時代はアメリカがゴールドラッシュで熱狂していた頃。

色々な経緯で酒場の歌手( マリリン・モンロー)と、幼い息子を持つ訳ありの男( ロバート・ミッチャム)が先住民であるインデアンと闘いながら一艘の筏で激流を下って行く事になり…。

「開拓者」と言っても先住民のインデアンを銃で追い払っておいて、金鉱を見つけた者は早い者勝ちで登記し自分の物にしていく。
そんな場面が少々納得いかず、アメリカ大陸ってこんな風に出来たのよね〜と思うと、完全に悪者として描かれているインデアン達の怒りも充分納得できる。

それでもマリリン・モンローの歌と、1人の女性として描かれる内面の可愛さも含めその魅力はたっぷりと伝わって来るし、川下りは合成映像でちょっとガッカリだけれど、西部の大自然の映像は美しい。

そしてラストは……銃がある限り最近のラスベガス乱射の様な悲劇からアメリカは解放されないのだろうと思ってしまうエンディングでした。