わたがし

監督失格のわたがしのレビュー・感想・評価

監督失格(2011年製作の映画)
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 面白いとか面白くないとかの次元を超えて、ひとりの人間が絶対に作るべきだと思って作った映画、という意味で本当に価値のある映画だと思う。この作品を通じて言いたいことも、言えなかったことも全部ヒリヒリと伝わってくるけれど、まだまだ22歳の自分には本物の死の感覚がわからなくて、わからない精神年齢なのに観てしまってごめんないさいという気持ち。
 そして、タイトルの監督失格とは人間合格、つまり逆に人間として完全に失格となった時、その人は本当の意味での「本物の」映画を撮れるのかもしれない、と思った。
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