高校を卒業したフィービーは、7年前恋人とヨーロッパへ旅だったまま帰らぬ人となった姉フェイスの死を今も引きずっていた。
フィービーは姉の死の真相を知るため、母親の反対を押し切って、姉の足跡を辿る旅に出るのだった。
そこでかつての姉の恋人ウルフを訪ね、当時の姉の話を聞き出していくうちに真相が浮かび上がってくるのだった。
学生運動の本場の地で活動したくて渡ったヨーロッパ。しかし活動がエスカレートし過激派組織に加わることに。
姉はビルを爆破するテロに関わり、誤って人を死なせてしまった。
フェイスは激しい自責の気持ちを負い、ウルフと出かけたポルトガルの地で崖の上から飛び降りてしまったのだった。
ずっと姉のことを想ってきたフィービーは、私や母親を置いて死んでしまった姉に怒っていたが、姉もまた自分の生き方を必死に探していた普通の女の子だとフィービーは知る。
姉の死の真相を知ることができたこの旅は、フィービー自身が自分自身の人生を生きることができるようになる旅でもあった。
途中の過激派組織に入り、テロに関わろうとしている姉を見て、何やってんだか。という気持ちにはなったけど。