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ボーイズ・オン・ザ・ランのamuのレビュー・感想・評価

ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)
1.5
未見だったドラマ「宮本から君へ」を一気見したばかり。見るきっかけは映画化されたものが気になっていたところに、宮本とも今作の主人公とも年齢が同じである友人から勧められたからなのだが、その間何度か言われた言葉が、「要は、ボーイズ・オン・ザ・ランと一緒だから。」であった。

また、私の職場の環境柄、最近見た映画や読んだ本の話を上司とする中で、ポップカルチャーに博識な上司から出た言葉が、「要は、ボーイズ・オン・ザ・ランと一緒だから。」であった。

私は、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』は『宮本から君へ』以上にその存在も知らずにおり、『宮本から君へ』を観たというだけでそのリアクションが共通していることに、この二作品のリンク性と一般的にそう世の中に解釈されていることの事実確認のため(と興味)で今作を観てみることにした。

職場の上司が、原作は宮本の方が先なのに、映像化されたのが後発だったためにボーイズ・オン・ザ・ランの二番煎じと言われることに憤りを感じると言っていたことがその興味の一部にあったのだが、後出しというより、先にやったもん勝ちみたいなやり口が勝手に気に入らず、そんな先入観をもってしまったせいか私はいつも以上に辛口ならぬ辛眼でこの作品に向き合った。

期待値が高かったわけではない。だけど、あまり作品の悪口を言う気分でも無いので、もはや私自身が今日久々の休みでこの疲れた状態にエロゲスものを観る気分じゃ無かった!の一言に尽き、この一言で終わらせていいや、という作品だった。

宮本から君へは、自分は女だけど、男世界のことや男性の仕事に恋にやったるで感は好きな題材であるし、なんならもっと男性心理を心底理解したいとさえ思っているのに、この作品では、私は女なんでわかりませんと言って冷ややかに去りたくなるほど、女々しい男の面倒臭さしか感じなかった。頭おかしいかもしれないけど、松田龍平が一番まともにすら思ってしまった。

峯田、大好きなんですけどねーー笑
めっちゃ気持ち悪かったです、嫌いになりそう。や、嫌いにはなんないけど。

脇にすごいメンバー(リリーさん、でんでん、小林薫さんなど)配置してて、でもあれかー10年前の作品なんすねー。まだまだ俳優業がインディーズだった頃の峯田(アーティストとしては突出してるけど)を主演に置いて一本撮るにはこのくらい固めないとと思ったのか……ていうかまた三浦大輔かよ!!!だった。笑

四角い部屋で事件や出来事繰り広げる癖全開でしたし、そうか、だからエロゲス作品が嫌いな訳じゃないけど、不快感しか無かったのか、、監督のせいです、笑
すみません、本当に合わないみたいです。
amu

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