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荒野の七人のアロユニのレビュー・感想・評価

荒野の七人(1960年製作の映画)
3.7

「求めていたものがやっと分かった」


黒澤ラッシュは終えたものの、『七人の侍』の海外リメイクとなる本作をチョイス。

本作のさらなるリメイク版である『マグニフィセント・セブン』は何度も観てるほど好きな作品だが、『七人の侍』を知った今、この勢いに任せて鑑賞してみた。


侍→ガンマンへの変更はあれど、精神的な部分はラストのセリフに至るまでオリジナルをほぼ引き継いでいる。

『七人の侍』の長尺に比べると当然観やすさはあるが、その分登場人物の深掘りは若干浅め。全体的にサラッとした印象を受ける。


ストーリー展開は大筋を拝借しつつも、部分的に変更があって面白かった。特に決戦への導入の仕方は、"自己犠牲"のヒロイズムが強いアメリカならでは🤔

ガン・アクションも迫力があり、刀による白兵戦とはまた違う味がある。


菊千代ポジションのキャラが不在なのがちょっと残念。代わりがあの若者だったのだろうけど、それには弱すぎるし、あまり良い奴でもなかった…

でも、スティーブ・マックウィーンは圧倒的イケメンで惚れ惚れした🥹✨


7人の集い方や決戦前後のエモさにおいて、『マグニフィセント・セブン』の方が個人的には好みだということも分かった。

ただし、『マグニフィセント・セブン』におけるグッドナイト(イーサン・ホーク)とビリー(イ・ビョンホン)のコンビが好き過ぎることの加点は許してもらいたい🤣笑
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