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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還のp99のレビュー・感想・評価

4.6
スペースオペラ堂々の完結編である本作『ジェダイの帰還』(2015年12月18日午後18時30分までは)。

エピソード4と5の続編として、過去作の世界観を引き継ぎ、正統的な進化を遂げている。『スター・ウォーズ・シリーズ』の伝統性を確立した意味で、かなり意義深い作品じゃないかと思う。そして、過去作における伏線を全て回収し、超綺麗に幕が閉じる様には涙を流さずにはいられない(僕はそういう物語が収束に向かう過程に興奮を覚えてしまうみたいだ)。

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なにがすごいって、世界観が全くブレていないのがすごい。エピソード4で登場したような砂漠の惑星で、キモい異星人たちがリズムに乗って踊っているのを見て、「コレだよ、コレ!」とつい膝を打つ。

ルーカスはエピソード5に砂漠成分が足りなかったのをちゃんと分かっていたのだ。それを見据えたうえでの砂漠での攻防。しかもエピソード5で離れ離れになってしまっていたルーク、ハン・ソロ、レイア姫、チューバッカ、C-3PO、R2-D2(それとランド)が一同に揃っての戦いなんて、初っ端から興奮せざるを得ないでしょ。強敵臭がするボバ・フェットが意外にあっさりと死んでしまうのも最早気にならない。

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本作にはヨーダやオビ・ワン(の霊)も登場し、過去に行った惑星なども舞台になっている。エピソード4と5のよいところを詰め込んで、しっかりと料理してある。特に、エピソード5『帝国の逆襲』は本作『ジェダイの帰還』をもって、傑作になったと言っても過言ではないだろう。投げられっぱなしであった伏線は本作で全てキャッチされてこそ輝くのである。だから僕はこの『ジェダイの帰還』が大好きだ。その喜びはエピソード5でおあずけを食らっていただけあって、デカい。

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本作で新たに登場する要素は森とイウォークである。密林でのバイクチェイスは迫力があるし、たまにはこういう愛らしい異星人も良いものだ。しっかりとエピソード6ならではの印象的な画を用意しているあたり流石である。しかし、小さい原住民にさえ勝てないなんて、いったいストームルーパーは何になら勝てるというのだろうか?

森の惑星では好きなシーンがある。レイア姫が「He is my ○○」と言ったときのハン・ソロの表情である。急に嬉しそうな顔になったと思ったら、ニヒルなキメ顔を作る彼の愛らしさはイウォークを超えている。

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森での戦いの最中、一方宇宙では…のシーンは、『スター・ウォーズ・シリーズ』の中で最も記憶に残る場面である。これもネタバレ(Filmarks内では常識だが)なのであまり書けないが。ルークとダース・ヴェイダーとのやり取りは涙なしには見ることができない。そうして、そこで3部作の最後の決着が付き、このスペースオペラは堂々のエンディングを迎えるのである。舞台挨拶のような全員集合感もたまらない!!

ああ、そのシーンを思い返して目が潤んできた。