ブタブタ

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還のブタブタのレビュー・感想・評価

4.0

【注・フォースの覚醒のネタバレも多少含みます】

「ボバ・フェットにはそのファンの数に等しいだけの異なるボバ・フェット像がある。」
starwars battle frontシニアプロデューサーJamie Keen氏談

「ボバ・フェット」とは一体何(者)だったのか?

メアリースーとは二次創作における作者自身の理想化されたキャラクター、転じて作者がやたら力を入れてるに関わずファンにはソッポを向かれるキャラクターの事でもあり、その逆にアンチメアリーとは全く力を入れていない重要でないその他大勢ザコキャラクターの筈だったのに異様に人気が出てしまったキャラクターの事。
まさにボバ・フェットはルーカスが「あんなに人気出るならもっと活躍させれば良かった」と語る様に典型的なアンチメアリーであり『帝国の逆襲』での初登場、出番は少なく台詞も殆どないにも関わずそのデザインの素晴らしさ、謎めいた雰囲気、悪の側では殆ど唯一のベイダーの横に対等な立場で並んで絵になるキャラクターであり一体全体あのボバ・フェットとは何者なのか?その正体・真の目的は?次作『ジェダイの復讐』で仮面の下の素顔含めて全てが明らかになるのだと3年間待っておりました。
ボバ・フェットの「中の人」は誰なのか?
結論から言ってしまえば「中の人などいない」と言うのが答えであり冒頭のJamie Keen氏の言葉通りファンの数だけそれぞれのボバ・フェットが居る、と言う事なのでしょう。

ハン「ボバ・フェットだと?!」
槍でドン
ボバ「あ~~~~~~」
サルサック「パクッゴクン(^^)」
僕「………………………え?」
その後の事は良く憶えていません。
変なクマのぬいぐるみが出て来ましたがそれよりショックが余りに大きく全てが上の空でした。
そうですよね、全てはファンが勝手に妄想を膨らませていただけでした。
アンチメアリーであったボバ・フェットがファンの脳内二次創作によっていつしかメアリースーと化していたのかも知れません。
単なる「ボバ・フェット」であったキャラクターが人気が出たが為に色々な設定が後から付け加えられました。
その一つに「クローン戦争に於いてジェダイ騎士団と戦ったマンダロリアン・ウォリアーの生き残り」と言う物があり、ジェダイのネーミングが時代劇から取られた様にマンダロリアンはきっと曼荼羅をもじったモノでは?と思ったり、ルークの暗黒面がベイダーである様に同じくボバ・フェットの正体はハン・ソロに対する闇の存在、ハンのクローンだとか兎に角色々な説で溢れていました。
プリークェルによってボバ・フェットの正体ははっきり判明してしまった訳ですが、ボバ・フェットの事実上、リメイクとも言えるジャンゴ・フェットはボバ・フェットの様な人気キャラクターにはなり得ませんでした。
またアニメ『クローンウォーズ』でマンダロリアン・ウォリアーは登場しましたがどうにも敵として強敵とも重要な役割とも思えずボバ・フェットの人気故に出さなくてはならなくて無理矢理出した様な少しやっつけ感を感じました。
自分が見たかったのはクローン戦争の場面、大挙して空からレーザーの雨あられを降らせながら舞い降りるマンダロリアン・ウォリアーの軍団とそれをライトセイバーで迎え撃つジェダイ騎士団。
そう『七人の侍』のSWバージョンが見たかったですし、きっとルーカスならやってくれる物だと勝手に期待してました。
マンダロリアン・ウォリアーはライトセイバーに対抗するダークセイバーまで持っている訳ですし。
SW最新作『フォースの覚醒』であの『ザ・レイド』の イコ・ウワイスとヤヤン・ルヒアンとセセプ・アリフ・ラーマンの3人が出演と聞きどんな役だろうと楽しみにしていたのですが、シラットを使うヒマもなく怪物に喰われてしまい残念でした。
あの3人と言うかギャング組織KANJI CLUBですがせっかくハンソロと絡むのですからもういっそマンダロリアン・ウォリアーにしてしまえば良かったのにと思ってしまいました。
JJエイブラムス監督はこれ程ファンサービスしてくれたのですからボバ・フェット(マンロリアン・ウォリアー)を出して欲しかったです。

『フォースの覚醒』感想追加

旧三部作の主人公・ルークは初めから特別な存在でした。(田舎の青年から2時間後にはデススター破壊迄行くんですから)
翻ってわれらが(男)新主人公・フィンは何とも頼りない感じがしたのですが、ルークが強力なフォースの持ち主でその力は外に向かって発せられているのに対し、フィンの力とは出会ってすぐレイ・ポー・ハンと仲良くなれた様に人を惹きつける力、外から内へと向かっていく「愛され力」ではないでしょうか?
と言う事で、ザ・レイド組がマンダロリアン・ウォリアーだった場合のオリジナル二次創作を妄想してみました。

ハン・ソロの貨物船にマンダロア独立星系革命軍のマンダロリアン・ウォリアーの部隊が侵入してくる(理由は略)

逃げ出した凶暴な宇宙生物ラスターにタス・リーチ(ヤヤン・ルヒアン)は飲み込まれそうになる(このシーンはサルサックに飲まれるボバ・フェットのオマージュ)
ダークセイバーで触手を斬ろうとするも落としてしまう。
逃げようとしていたフィンだが、その様子を見てほっておく事が出来ずダークセイバーを使ってラスターに斬りかかる。
そしてタス・リーチを救出する。
フィン、ダークセイバーを手に「凄い剣だ」
タス「ダークセイバー、クローン戦争の時ジェダイのライトセイバーと戦ったマンダロアの偉大なる武器だ。お前にやる」
フィン「いいの?」
タス「ああ、その代わりこれで借りはなしだぞ」 
なんてシーンがあったらボバ・フェットフリークは大喜びだったと思うのですが。