Sachiko

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還のSachikoのレビュー・感想・評価

4.0
さすが最終話にふさわしい素晴らしい作品。
見事な特撮と熱演、ジョン・ウィリアムスの音楽、すべてにおいて完璧だと思います。

初めて観たときはもちろん、今観てもなかなか泣けてしまいます。。。
父親を殺めたと聞かされていた相手が父親、という受け入れようのない事実を認めるルーク。
暗黒面に落ちた父を哀れに思い、自分もフォースの暗黒面を持つことを認識する→逆説として父にも善の心が残ってるはずだと考え、べイダーを倒すのではなく「アナキンを救う」と心に決めたルーク、もはや性善説の権化!

暗黒面に支配される前に我に返り、「僕はジェダイだ。かつて父親がそうであったように」と、父親の尊厳を第一に考えた言葉を放つルーク。

瀕死寸前の息子を、父親として最後の力を振り絞って救いながらも「最後に自分自身の目で我が子を見たい」と懇願するアナキンの積年の後悔の念。
「お前は助けてくれた。お前は正しかった。妹にもそう言ってやれ。お前は正しかった。」と短い言葉で紡いだ、ルーク&レイアへのアナキンの思いやり。
分かり合えた親子が死で分かたれる無情。ベイダー卿ファンとしては涙なしでは観られません…。

これを『RETURN:帰還』という言葉で表現する感覚も今なら理解できるし、『ジェダイの帰還』への邦題変更も大賛成です!

最後の最後、可愛すぎるイウォークの舞に紛れてオビワンの隣にいる亡霊に『ん?あれ??」となり現実に引き戻されかけましたが(笑)それはもう気にしない!
Sachiko

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