KIYOKO

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還のKIYOKOのレビュー・感想・評価

3.4
ep9に向けての復習第3弾

公開当初『ジェダイの復讐』というタイトルだったようだが、今の『ジェダイの帰還』の方が映画の意味としてもあっているだろう。

なぜなら2人のジェダイが集結するわけだ。

ルークはジェダイの騎士へと成長し、
ベイダーはアナキンへと戻る。

ただ、ルークの「僕はジェダイだ」と言ってライトセイバーを捨てるところ。
一見キマってて、かっこいいんだけど、わりとこれまで大系的に反乱軍と帝国軍の銀河規模の戦いを見せられて、ルークの葛藤がポイントポイントで挟まれてるだけのようにも思えて、あまり響いてこない。

ドンパチしてるところで話止まるくらいなら、もっとルークの葛藤とかに尺を裂いた方が良かったのでは…

そう、ここが新三部作(ep1〜3)との違いでもある。
新三部作はアナキンがいかにしてダースベイダーになり果ててしまうのかという、「1人の人間の墜落の物語」に特化している故に、しっかりep3で私の感情は盛り上がれるのだ。

ある意味『JOKER』を三部作にしたら、新三部作のようになるのかもしれない笑
アナキンとジョーカー、ちょっと似てますよね。

銀河全体を傍観してみてる気分になってしまう旧三部作とはそこが対照的な感じがする。
(※キャラやメカは旧三部作も魅力的だとは思う)


ラストはベイダーの手で皇帝を倒すわけだし、やはりスター・ウォーズはアナキン・スカイウォーカーのための映画なのだ。

というわけで、好き嫌いという単純な観点だけでいえば、やっぱり自分は新三部作派なんだろう。
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