ひろ

ひろの感想・レビュー

3日
2.9
製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ、監督マイケル・ベイによって製作された「トランスフォーマー」シリーズの第3弾となる2011年のアメリカ映画

シリーズものなのに、いきなりヒロインが代わっている。製作総指揮なのに製作の仕事もこなすスピルバーグを怒らせたことにより、ミーガン・フォックスがクビになり、急遽、脚本を直して新ヒロインにロージー・ハンティントン=ホワイトリーを起用した。それなりに誤魔化せてたけど、シリーズものでヒロイン変更はイメージ・ダウンでしかない。

マイケル・ベイの映画はいつも同じような展開なので、ほとんど結末まで想定外のことは起きない。金を稼ぐことに関しては、最高レベルの監督だけど、映画史に残るような作品は作れない。アクション・シーンの撮影方法を開発する力はすごいけど、巨大資本ありきの撮影だから、他の人が真似できない。ブラックカイマーやスピルバーグの庇護なくしてマイケル・ベイは存在できない。

こういう映画は元々は好きなんだけど、ちょっと内容がないから途中からだれる。どう考えてもいらないカットが多い。編集し直してコンパクトにするべき。VFXなんかはすごいけど、それも金さえあれば、いまの時代はなんとかなるからな。撮影中にエキストラ女優が脳を損傷する重体になったりしてるのに、巨大資本だから撮影は止まらない。そういうハリウッドの裏側が怖い。

シャイア・ラブーフはスピルバーグのお気に入りだから、これからも安泰だろうな。ジョン・タトゥーロは大作でも個性を出してるからすごい。ジョン・マルコヴィッチやフランシス・マクドーマンドといった名優は、ちょっともったいない使い方だったかな。メガトロンの声がヒューゴ・ウィーヴィングなのが最高。

他によかったのは、兵器開発担当のオートボットの名前がキューだったことかな。これは映画好きならニヤってなるよね。シリーズの主題歌を担当しているリンキン・パークの「Iridescent」は、ライブで聴いたしかっこいい。まあ、あまり映画に関係ないけど。

民間人をディセプティコンが殺しまくる描写はいらなかったな。あんなの見せられても不快になるだけ。子供向けの映画としてなら評価できるかなと思っていたのも台無し。