MasaichiYaguchi

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーンのMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

3.6
この作品では1969年7月20日に月面着陸に成功したアポロ11号が大きなモチーフになっている。
当時幼かった私は真夜中だったにも拘わらず、両親と一緒に固唾を呑んで世紀の瞬間を観ていた。
着陸船「イーグル」が月面に着陸し、アームストロング船長が月面に第一歩を踏み出した時は思わず歓声を上げたものだ。
その後も、プラモデルで「イーグル」、指令船「コロンビア」、そしてアポロ11号を作って部屋に飾った思い出がある。
本ストーリーの導入部であるアポロ11号の当時の映像と、作品の為に新たに作られた映像が上手く融合されていて、当時を知る者として思わず見入ってしまった。
本作が一先ずの完結と云うこともあり、何故オートボット達が地球に来たのか、何故ディセプコンが執拗に地球を狙うのか、その理由が解き明かされていく。
益々進化する3DCGが、この作品では更に精緻に滑らかな動きとなって繰り広げられる。
特に後半、シカゴ市街で展開される昼間の激戦は圧巻の一言に尽きる。
人間ドラマの大味さ、展開のくどさはあるものの、色々とストレスやフラストレーションガ溜まるこの頃、スカッとするには良いかもしれない。