朝食を作り父親のタッ君を起こす息子。広い湖に沢山の緑、その近くにある家を一台の原付が訪れる。その人は、お誕生日おめでとうございます、最後の約束が果たせて良かったと言い去って行った。
たった6週間の奇跡を振り返る。
秋穂澪(竹内結子、大塚ちひろ)雨の季節に戻ってくる。記憶がない。
秋穂巧(中村獅童、浅利陽介)職場には自転車通勤。脳内で化学物質が異常分泌される病。人混みや乗り物が苦手。料理も苦手。学生時代は陸上をしていたが変わり者だった。
秋穂佑司(武井証、平岡祐太)巧の息子。
永瀬みどり(市川実日子)巧と同じ職場で何かと気にかけている。
アヤ(美山加恋)佑司のクラスメイトの女の子。
野口医師(小日向文世)巧の担当医で色々相談に乗る。
他出演者→澪の大学の友人 (田中圭)佑司の先生(YOU)ケーキ屋店主 (松尾スズキ)司法書士事務所所長 (中村嘉葎雄)。
「麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜」「ビリギャル」「花束みたいな恋をした」の土井 裕泰監督作。
「阪急電車 片道15分の奇跡」「世界から猫が消えたなら」の岡田 惠和脚本。
「貴方の隣りは、居心地が良かったです」
劇場でも見て、その後も何度も見たけど韓国バージョン見たらまた見たくなり見ました。
初めて見た時の衝撃たるや。ドキドキ感と明かされた謎の答え合わせが最高に好き。非現実的では、あるものの、なるほど!と思えてしまう。1度目の高揚感は味わえないが何度見ても良い作品!と思える。
子供なのに親のタッ君に対しての気遣いが凄い。子役の演技のうまさ!かわいさ。スッポンポン。
大丈夫だよ食べられるよ、雨の季節、さかさテルテル、お祭り、アーカイブ星、ぐちゃぐちゃな家、高1の大会、南京錠の鍵、森のトンネル、突然の電話、ひまわり畑、ベストポジション、日記、ボールペン、赤い傘、家事、カレーも印象的。
先生役のYOUがちょい役の割に凄くいい味!。
今や主役ばかりの田中圭が澪の大学で本当に本当にチラッとだけ登場する。大塚ちひろの事も当時知らない女優さんでしたが後に山下リオの姉である事、鈴木浩介の奥さんって事を知りました。
当時は、まだ浅利陽介が有名じゃなかったけど中村獅童に顔がそっくり!親戚か?と思った。竹内結子を好きになったのもこの作品がきっかけでした。40歳という若さで亡くなられたのを知った時、本当にショックでした。
離婚してしまいましたが当時主役の2人がこの作品きっかけで結婚した事を知った時は本当に嬉しかった。
「あいおくん寒いね」「良かったらどーぞ」「じゃあ、お邪魔します」
「もう一度好きになっていきたいの」
「どうして家のてるてる坊主は全部逆さまなの?」
おっとりした澪の喋り方や使われている曲など空気感がとってもいい。記憶のない澪が自分の置かれてる状態がなんなのかを知って色んな事をするんだけど幸せの為だけじゃなく覚悟みたいのを感じた。選べる時に、その道を選んだのが素敵すぎ。
会話をしないでいる事は、お互いの想いがこうも違うものなのか?と思うくらい思い違いがあるもんだなと恋愛の難しさを知る。お互い知らない気づいてない。
「そう決められているのよ」
“いま、会いにゆきます”に鳥肌と、ときめきがとまらない!。人にオススメしやすい作品。
終わり方も、ほのぼのした日常感が好きです。
ORANGE RANGE 「花」がとっても合っていて見終わった後、余韻に浸れる。