kai

いま、会いにゆきますのkaiのレビュー・感想・評価

いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)
4.0
セカチューの頃の「泣ける映画ブーム」火付け役になった作品だったと思います。
そして、その中でもシナリオ、演出ともに頭一つ抜けています。
個人的にはセカチューよりこちらの方が好きまであります。
妻を亡くした主人公とその息子のところに、生前の予言どおりヒロインが帰ってくるけど2人と暮らした記憶を失くしていて…という導入からちょっとミステリーチックに話が進んでいくのですが、泣けるのはもちろんのことクライマックスに向けての伏線回収が芸術的。
タイトルの意味が分かったシーンでは号泣しながら観ていました。
リッチな映像表現に頼らずに魅せる、邦画演出のお手本とも言える映画です。
作品テーマにマッチしたORANGE RANGEの主題歌も○。
kai

kai