Guy

夢二のGuyのレビュー・感想・評価

夢二(1991年製作の映画)
3.5
浪漫三部作の三作目ともなると到底意味の有るとは思えないシュールでぶっ飛んだ映像やイカれた演出には奇しくも笑えて来る。
この三部作はコメディなんだと。
しかし強烈なアクとともに浮かび上がる幻想的で艶やかな和の美しさと怪しさは唯一無二の清純美学である。
漆黒の深色に映える黄や白、差し色の拘り。紅への拘り。
我々の死生観を試すかのような幻想的な表現には一時も目を離せない。
鈴木清順の中でも最も美しく魅惑的な作品では無いだろうか。