ブタブタ

地獄のブタブタのレビュー・感想・評価

地獄(1999年製作の映画)
1.0
『明日死能シリーズ第二弾』は本当なら『忘八武士道・さ無頼』何ですが明日死能が丹波哲郎でなく伊吹吾郎何ですよね。
正直ガッカリかつ明日死能のキャラクターは丹波哲郎あってこそ、座頭市が勝新以外ありえないのと同じだと思いますので『地獄』を明日死能シリーズ第二弾と(勝手に)させて頂きました。

アザリロヴィック監督の『エヴォリューション』にも影響を与えた映像美・残酷美の中川信夫監督『地獄』に比べると見るべきモノは無い。
オウムに対する怒りから石井輝男監督はこの映画を撮ったとの事。
なのでかなりの時間をとって肝心の地獄の描写よりオウム犯罪に時間を割いているので地獄なのかオウムの再現ドキュメント何だかよくわかりません。
主役であり狂言回しである主人公の少年少女がド素人なのか芝居・セリフがひどい「棒」です。
ピンク映画の聖地・上野オークラ劇場(当時は名前が違ったかな?)でやってて見に行ったんですが正直ガッカリでした。

斯様に本編はどうでも良いのですが、ラスト近く突然、なんの脈絡もなくいきなり現れる「明日死能(丹波哲郎)」!?
「死んでいくのも地獄なら、生きていたとてまた地獄か」とお馴染みの(?)のセリフと共に地獄の鬼共をスッポンスッポン斬って行きます。
そして自ら地獄行きを選び、またまた死能の冥府魔道地獄巡りは続くといった感じで1点(星一つ)は明日死能の分です。

『明日死能シリーズ第三弾』レビューに続く(?)
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