このレビューはネタバレを含みます
「昭和19年。全国から徴用された少女たちが女子挺身隊として軍需工場で働いていた。光学機器を生産する東亜光学工業では、挺身隊の組長・渡辺ツルが少女たちをまとめ、レンズの増産に従事していたが、やがて過酷…
>>続きを読む戦時中、軍需工場で働く女子挺身隊。
増産期間でノルマが厳しくなり、次第に過労のせいで業務に支障をきたすように。
意地悪な人が誰一人として登場しない。
冒頭で"情報局選定 国民映画"とあるが、ガチガチ…
第二次世界大戦中に軍需工場で働く少女たちの話。国のためと、とにかく頑張る女性たちの犠牲的精神。
戦中の映画なので、プロパガンダ的側面がありますが、制限下の連帯の純粋な美しさがあった。なんか興味惹かれ…
戦時下での国策のプロパガンダ映画とのことだけど、意図してか否か、人の可笑しみかわいさ美しさをドキュメントすることにフォーカスしたことで、この映画を戦争のものにさせない強さを感じた。
出演者は実際に作…
「小品ではあるが、私の一番可愛いい作品である。」
主役矢口陽子はその後黒澤の妻となる。
彼女が亡くなった後、黒澤はこの映画だけは観ようとせず、晩年になってようやく家族と共に観ることになった。
黒…
たしかにこの映画から全体主義の恐ろしさが垣間見える部分はあるけど、幼いながら純粋にリーダーとしての責任を感じながら実直に逞しく働く主人公に心打たれた。
日本軍の強さの裏には現代では考えられない環境下…
これは少し過小評価されているのでは?
子ども達の純真さと温かさを感じるとても良い映画だった。
確かに黒澤映画全盛期の熱量には劣るが、少女達の純真さに溢れた、ありのままの姿を凄く丁寧に映し出している…