むぎ

ビアンカの大冒険のむぎのレビュー・感想・評価

ビアンカの大冒険(1977年製作の映画)
3.3
子供の頃、続編となるゴールデンイーグルを先に観てからこちらを鑑賞。ゴールデンイーグルに比べるとすごく暗くて怖い印象だけ残っていて、そんな話だっけと思って再鑑賞。
オープニング怖い。これディズニー?って感じの暗さ。これは、ビアンカが助けに行く女の子の心情を表しているんだと思うんだけど、「誰か助けて」っていう寂しさ、孤独感がひしひしと伝わってくる。女の子がかわいそうで、ハッピーなディズニー映画に慣れ親しんでいた幼い頃の自分には少しキツかったのを思い出した。
女の子は孤児院で育ち、自分は他の子より可愛くないからいつまでも引き取ってもらえないんだと思っている。メデューサという悪女に誘拐され、虐待同然の扱いを受ける。ここで改めてメデューサに「お前は可愛くない」と言われ、深く傷つく。それでも希望は失わず毎日祈り続ける。極めつけは挿入歌の"Someone's waiting for you"。これは泣く…。
どんな辛い境遇でも希望を忘れないで、というディズニーらしい教訓があり、愛らしい動物達もたくさん登場して、ハッピーエンドで終わるけど、やっぱりどこか暗い。ガンガンに陽の雰囲気が出てるディズニー作品が苦手な人は、この映画意外としっくり来るかもしれないす。
バーナードは童貞。
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