てるる

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャーのてるるのレビュー・感想・評価

3.8
MCUフェーズ1第5弾!
個人的にはMCUで1番面白いシリーズがキャプテンアメリカだと思ってる。
正直アベンジャーズシリーズよりも好き。

スティーブ・ロジャースがいかにして超人になり、キャプテンアメリカとなっていくのか。
そして彼はどのようにして現代に蘇るのかが描かれる。

まず何より「もやしっ子」なクリエヴァが「マッチョ」なクリエヴァへ変身するくだりでビックリ。

クリエヴァはキャプテンアメリカになるために鍛えてムキムキに。
そして特殊技術で貧相な体に見せたらしいけど、あまりに違和感なさすぎて逆に怖い。

ストーリーにしても第二次世界大戦とナチスを上手く絡め、世界征服を目論むレッドスカルを登場させ、王道なヒーローものに仕上げてる。

前4作の主人公達が、ヒーローとしてはイロモノすぎるということもあって、ここにきてキャップのストレートなヒーロー像が際立つ。

最後の最後までヒーローであることを貫いたキャップが切ない。
あんた最高や。

今回はすっごいハマり役!というよりも、地味に良い仕事をした俳優達が多いのもポイント高い。

スティーブをスカウトしたスタンリー・トゥッチさん好きだわー。
彼がスティーブの胸をトントンてやるシーンが泣ける。

地味に女性人気の高いバッキーことセバスチャン・スタンはこの映画で初めて認識した。

トミー・リー・ジョーンズの「キスはしないぞ」は笑えるし、トニーの父ハワード役のドミニク・クーパーも上手い。

エージェント・スミス以降悪役が似合うヒューゴ・ウィーヴィングに小物感漂うトビー・ジョーンズのヴィランコンビも良い味出してる。

個人的にはニール・マクドノーが出てるのは嬉しかった。

今回でいよいよメインキャラの紹介が一段落。

MCUで重要なキーアイテム・インフィニティストーン。
マイティ・ソーでもチラッと出てきてたけど、コズミックキューブことテッセラクトがその力の片鱗を見せたのも今後の展開に期待を持たせる。

エンドロール後のオマケ映像はかなりストレート。
ニック・フューリーがキャップをスカウトし、普通に「アベンジャーズ」の予告が流れる。
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