雰囲気はめちゃくちゃいい
序盤から薄暗く、奇妙な事が連発する
昔の記憶がない主人公
不思議な雰囲気を纏ったミステリアスな女
2人とも共通する事は
「見えるはずない子供の霊が見える」
ということ
そこから2人の過去や状況が明らかになっていく…
というものなんですが如何せん難しい。
正直結局何が言いたいのかピンと来なかったし
話を理解しようと必死で疲れた。
とは思うが所々のシーンやセリフは秀逸で、子供が無惨にも潰されるシーンや飛び降り自殺の女性と目が合うシーンなんておぞましい。
猫を抱いた仲良くもない同じマンションの住人も気味が悪い。
全体を通して良質な暗さ、怖さを持ってる作品だと思う。
「雨乞いは祈れば雨が降ると信じる者がする
しかしその村で傘を持って雨乞いに参加したのは子供1人だった」
このセリフめちゃくちゃ皮肉きいてるんですけど、どこかハッとさせられて好きなんですよ。