オーケストラ・リハーサルの作品情報・感想・評価

「オーケストラ・リハーサル」に投稿された感想・評価

nono

nonoの感想・評価

3.4
2018/100作目

ニーノロータの音楽が聴きたくて鑑賞。最初はドキュメンタリー風なのねと思って見てたら、あまりに風刺がきつくて、激しくて…びっくりな作品だった。
階級闘争やら労働者の内部抗争やら…
最後に演奏する曲名が「嘲笑」だと知り、徹底的な風刺作品なのだなと。
ニーノロータはこんな曲も作っていたのねと知れて良かった。ただ奏者の弾きまねがちょっと酷すぎる…笑
GT

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4.3
オーケストラのリハーサルを映したドキュメンタリータッチの映画。だが、そこはフェリーニ監督。ただオーケストラの様子を映した映画ではない。
他のフェリーニの映画でもそうだが、登場人物達が皆おかしい。リハーサル中にも関わらずサッカーの試合をラジオで聴いてたり、椅子のことなど下らないことで殴り合いの喧嘩をしたり。楽器ごとの個人のインタヴューもあるのだが、何だがよく分からないことをベラベラと早口でまくし立てる。極め付きは最後のシーンで、指揮者と喧嘩した楽団員が指揮者辞めろのシュプレヒコールを行う。その様子はまさに暴動と言っていい凄まじさで、他のレビューでもある通り労働者革命をオーケストラで例えているのだろうと推測される。それでも最後、鉄球が壁を破壊するシーンは謎。
オーケストラがテーマとなっている通り、音楽は凄く良い。剽軽だがどこか毒のある、ショスタコーヴィチ風の音楽は、おかしなこの映画によく合っている。シュプレヒコール中に叩かれるティンパニやら下品に吹き鳴らされるトランペットも地味に好き。
リハーサル中のオーケストラへのインタビューというドキュメンタリーの形をとった寓意的な作品
他楽器への批判や自身の優位性を語るところや指揮者への反発などから、国家や人種、宗教間の対立が透けて見えた。
オーケストラの形を借りた社会の縮図を描きたかったのだと思う。
ただ、フェリーニらしく難解で突拍子のない展開や表現が多くて本当のところはよく分からない。
とりあえず、いつも最初に犠牲になるのは罪のない無害な人なんだなーと思った。
電気羊

電気羊の感想・評価

3.1
警察24時風の音楽家たちのインタビューを交えたドキュメンタリーという体の作品。指揮者と対立した演奏家たちは、いつしか演奏家たち同士で暴動騒ぎに。収拾がつかなくなったところで、何かの象徴なのか鉄球クレーン重機の一撃により建物が破壊されたことで混乱が収束し、無事演奏が始まるのだった。この映画なんなん?
のん

のんの感想・評価

2.5

オーケストラのリハーサル風景をそのままドタバタ風刺劇風にした感じでした。

学生運動盛んな頃をそのまま映した風。
notitle

notitleの感想・評価

3.6
オーケストラのリハーサルを、ドキュメント形式にて撮影するという趣旨の話。礼拝堂という閉ざされた空間で、老若男女、様々なタイプの人々が属す。運営への不満から、他楽器への揶揄、指揮者への暴動と拡大する。国を客観視した、明らかな社会風刺作品。
Hawkwind

Hawkwindの感想・評価

3.0
フェリーニ監督の中編作品。テレビ撮影されるオーケストラ・リハの話で、組合の代表人物がノーギャラと言ったのをきっかけにハチャメチャな展開になる。
この作品を劇映画としてストーリーを追っていくのは間違いもいいところで、フェリーニが作品の完成と同時期に亡くなった盟友ニーノ・ロータの音楽を映像化したものである。今風でいえば長尺のMVといったところ。
というわけで主役のロータはもちろん映像に出てこないので、独特な彼の音楽を楽しめばいい。
中盤のオーケストラの演奏を良く聴くと、転調が激しくリズムも複雑なのが良く分かる。ハードな演奏のため汗だくになり、演奏者の一人が途中でシャツを脱いで裸になるのには笑った!
自由!恐らくは一室で繰り広げられるオーケストラ内の諍いに革命や宗教についての寓意を巡らせているのだろうが、それを超えて自由すぎる展開に驚くほかなかった。
一室の中で展開されて、モキュメンタリーで、かつ音声がアフレコという組み合わせはこの空間が異様なものにしか思えなくなる。ちょっと『ソーセージ・パーティー』を連想した。
パワフル
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