けんちん汁

狼男アメリカンのけんちん汁のレビュー・感想・評価

狼男アメリカン(1981年製作の映画)
3.7
狼男のこれとあれのあれの方であるこちらを鑑賞😁
あれ?これがあれ?あれがこれ?これはこれであれはあれ?
まあなんでもいいや!

狼男に襲われ、自らも狼男となってしまう男の苦悩と悲恋を描くシンプルな話

牧歌的な音楽からスタート
ここから才能は感じる
ホラーと牧歌的な音楽の親和性はここから証明されてるんですね
主人公たちバックパッカーが村に着き入ったバーの異様な雰囲気、そして話題によって極端に上がり下がりする客のテンション。このホラーとコメディのバランスが良い。テンションがコメディを狙っての演出なのかは分からないけど笑

この作品の狼男の設定は少し特殊で、狼男に襲われた被害者は狼男の連鎖が終わるまで成仏出来ずこの世に残り続ける
これが面白くて、襲われた被害者が主人公の元に現れ和気あいあいと話してくる姿がシュールすぎる😂
しかもちゃんと見た目が腐敗していくハッピーセット状態🤣
犠牲者たちの井戸端会議など本当にシュールすぎるわ😂

そして何を隠そうハウリングに触発され洗練された変身シーンですよね
これは本当に凄い
CGに慣れてしまった私世代だからこそ、特殊メイクの生でやっています感がよりおぞましく映る
この変身シーン唐突に始まるし、本当に怖いんだよね
他にも悪夢への力の入れようの凄さや、ブルースブラザーズを彷彿とさせる主人公たちそっちのけで始まる玉突き事故😂
無駄に車壊しすぎだし、無駄に死に方グロいし、なんかメッセージあるんかな?ここ笑

選曲もmoonとタイトルにつくもののみを使い、使い方も絶妙
特にエンディングへの入り方と使われる明るい音楽。これは非常に心に残りました。
なんか最近口ずさんでる時あるし笑

ただ少し中盤退屈なところもあったかなぁということでこの点数です。

ハウリングと続けて鑑賞しましたが、監督によってここまで変わるのかとまた映画を観る楽しさを感じました😁
ありがとう!狼男!ワオーーーーン

本日の名言
"エンディング後の祝辞"
選考理由:お前らが祝うなという点から。