kazu1961

殺人狂時代のkazu1961のレビュー・感想・評価

殺人狂時代(1967年製作の映画)
4.0
▪️JPTitle :「殺人狂時代」
ORTitle: ※※※
▪️First Release Year : 1967
▪️JP Release Date : 1967/02/04
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-037 再鑑賞
🕰Running Time : 99分
▪️Director : 岡本喜八
▪️Writer : 小川英、山崎忠昭、岡本喜八
▪️MusicD : 佐藤勝
▪️Cast : 仲代達矢、団令子、砂塚秀夫、天本英世
▪️Review
これはもうB級カルトのノリでまっしぐらですね!!世界観は昭和のアニメそのもの。岡本喜八監督極め付けの作品です。
ブラックユーモア満載で、とても漫画チック、そして観ていて面白い、もう快作ですよね!!
原作は都筑道夫の『飢えた遺産(なめくじに聞いてみろ)』の映画化。東宝の上層部が試写を観てお蔵入り、そしてその後公開されるもの1週間で打ち切りという曰く付きの作品です。1980年代の名画座などの上映でカルト的熱狂ファンに支えられて、人気作として認知された作品なんですね。テレビでの放映も放送禁止用語連発でほとんど無かったようです。
主人公演じる仲代達矢も愉快な配役で、ド近眼でマザコンで偶然のように敵を倒していく桔梗を演じています(何者なんでしょう!)。その他エロティシズム全開の団玲子や、ショッカーの死神博士の如くの殺し屋のボス溝呂木も必見ですね。ラスト近くのフラメンコをバックに闘う桔梗と溝呂木のシーンはGood!

物語は。。。
マザコンの犯罪心理学者・桔梗信治(仲代達矢)は、溝呂木博士(天本英世)率いる人口調節のために無駄な人間を抹殺する“大日本人口調節審議会”の殺し屋たちに命を狙われるはめに。しかし悪運が強いのか単に偶然か、桔梗は彼らをことごとく撃退し、やがて自分の身体に隠された秘密を知ることになるのですが。。。

岡本喜八監督の快作ならぬ怪作、必見です!!

▪️Overview (映画. comより)
鬼才・岡本喜八が都筑道夫の小説「なめくじに聞いてみろ」(旧題「飢えた遺産」)を映画化したアクションコメディ。謎の殺し屋組織に命を狙われた男の戦いを、ブラックユーモアを交えながら二転三転するストーリー展開で描く。冴えない大学講師・桔梗信治は、自宅アパートに侵入してきた見知らぬ男に命を狙われる。男の正体は、人口調節のため無駄な人間を殺すことを目的とする組織「大日本人口調節審議会」が差し向けた殺し屋だった。偶然にも落下したブロンズ像が頭部に当たり殺し屋は死んでしまうが、その後も次々と信治のもとに刺客が送り込まれる。信治は偶然知り合った記者・啓子やコソ泥のビルとともに真相を追うが……。仲代達矢が主演を務め、天本英世が殺し屋組織のボス役を怪演。
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