このレビューはネタバレを含みます
優しい気持ちになる映画。終始感動で泣いてた。
ラストのあゆみのおばあちゃんへの言葉、考察が優しかった。自分もあんな優しい考えのできる人になりたいな。
作中、エンディングにヘルマン・ホイヴェルスの詩が挟まれてるのも良かった。この映画の哲学なんだと思う。
この世の最上のわざは何?
楽しい心で年をとり、
働きたいけれども休み、
しゃべりたいけれども黙り、
失望しそうなときに希望し、
従順に、平静に、おのれの十字架をになう。
若者が元気いっぱいで神の道を歩むのを見ても、
ねたまず、
人のために働くよりも、
謙虚に人の世話になり、
弱って、もはや人のために役だたずとも、
親切で柔和であること。
老いの重荷は神の賜物、
古びた心に、
これで最後のみがきをかける。
まことのふるさとへ行くために。