つるみん

ラリー・フリントのつるみんのレビュー・感想・評価

ラリー・フリント(1996年製作の映画)
3.5
【What is more obscene. Sex or war?】

過激ポルノ雑誌を創刊した男の破天荒な人生を描いた社会派ドラマ。

過激なポルノ雑誌「ハスラー」を公の場に置いて良いのか…。倫理と道徳という厚い壁を〝表現の自由〟だと押し切り、乗り越えようとする主人公ラリーの破天荒な性格と勢いが作品のテンポにも表れていた。

そんなラリーを演じたのはウディ・ハレルソン。いちビジネスマンとして急激に成功を収めていく様、暗殺未遂後の堕落した姿等、振り幅激しくキャラクターを演じていたが、薬漬けの奥さんを演じたカート・コバーンの嫁コートニー・ラヴがハーレークインみたいに、そしてクルエラみたいに変化していくのが面白い。

ストーリー的には1人の波乱な人生を描く、まあ良くある伝記物語なので、あらすじを読んでラリー・フリントという人物に興味を抱いたら鑑賞すれば良いと思うが、ラリーが裁判所で着ている「FUCK THIS COURT」のTシャツは欲しいので、一度確認して、どこに売ってるか教えてほしい。俺も何か理不尽で訴えられた時には着るから。
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