広島カップ

愛と喝采の日々の広島カップのレビュー・感想・評価

愛と喝采の日々(1977年製作の映画)
3.5
かつて同じバレエ団に所属していたバレエダンサーのディーディー(シャーリー・マクレーン)とエマ(アン・バンクロフト)。
ディーディーは結婚してバレエの道に別れを告げたがエマはバレエ一筋に生きて来ました。
そんな二人が20年ぶりに再開を果します。
人生の円熟期を迎えて行く二人は衝突や仲直りをして更に互いの友情を深めていくのでした。

作中のディーディーとエマの二人もそうですが女優としてのシャーリーとアンの二人も相当ライバル意識が強そうです(実際はどうか判りませんよ)。

実年齢はシャーリーが1934年生まれアンが1931年生で三つ歳上。
映画で脚光を浴びたのがシャーリーが『アパートの鍵貸します』(1960)、アンが『奇跡の人』(1962)で二年遅い。
オスカーもそれぞれ一度ずつ受賞しているがアンの方が早い。
数字的にはなんとなく近しい二人、一対一のシーンの演技を観ていてもバチバチと火花が弾けていました。

『エイリアン』(1979)がお気に入りで繰り返し観ている私は本作とエイ…におけるポジションが似ている男優にも目が行きました。
作品では重要な役割を果す訳ではないが作品上居ないと困る。
顔立ちも整ってはいるが役者として輝きを放っているかというと"そうでもない"という感じの微妙なポジションの役者トム・スケリット。
何故にこんなに押しが弱い?
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