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やくざ坊主のtomharakのレビュー・感想・評価

やくざ坊主(1967年製作の映画)
4.0
同じような世界観ではあるが座頭市より下衆で俗悪、凶暴極まりないキャラクター。

破れ寺をヤサに連れ込み宿兼のぞき部屋にしてみたり賭場を開いてみたり、ゆすってくる側であろう悪党をさらにゆすり返してみたり、女とみれば商売女だろうが生娘だろうが取り敢えず犯し、でっかいトンカチで神棚をぶち壊し、その解体作業中に目に入った女にムラムラくれば取り敢えず作業中断して犯し、チャカすら躊躇いなく使う。
もうダークヒーローとかピカレスクロマンとか言うのもはばかられる無茶苦茶っぷり(現代の倫理基準で言うと主人公としては完全にアウトです、特にもう女性に対しては普通に強姦してますんで…)。

しかし画面いっぱいにただ貌が映ってるだけでとてつもなく映画として成り立つのはやはり凄まじい、勝新。
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