ち

ほしのこえのちのレビュー・感想・評価

ほしのこえ(2002年製作の映画)
3.5
個々の設定やストーリーは陳腐だが、切ないセリフと、それを際立たせる鮮烈な映像が、強烈に心をえぐる。今でこそ当時より通信技術が大幅に発達して、世界は縮まったなんて言われるが、その「世界」だって、結局作中で語られている「ケータイの電波が届く範囲」でしかないんだなぁ…と思うと…。
あと自然に対する眼が違うなぁと思う。映像もそうだけど、人々が惹かれる情景とか、音、匂い、そういう五感に敏感な人だなぁと感心する。
「新海誠作品」というメタ視点で見るとやっぱり凄みが増す。
ち