いたみ

14歳のいたみのレビュー・感想・評価

14歳(2006年製作の映画)
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 私は合理的かつ積極的な優等生だった。教師や大人に反抗するのは無意味だと思っていたし、今でも思う。だからこの手の「クソガキ世界」が嫌いである。ともかくうるせーだせーよ人の気持ち考えろバーカ!と苛立ってしまう。そしてこの映画を見て正しく「バーカ!」と(割ともれなく全員に)思えたし、珍しく大人がガンガンにクソガキをぶん殴るので面白い。クソガキもとんでもない目で睨みかえすのが面白い。
 人には等しく加虐欲があるんだろうか。反抗は無意味だと言ったけど、たぶん意味とかではなくエネルギー発散や欲求として、動物的にそれはある。私はその欲求をインターネットの粗悪な映像で発散していただけなのかもしれない。14歳、めんどくさい時代なんだな。
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