The Abyss：ジェームズ・キャメロン監督、脚本、エド・ハリス、メアリー・エリザベス・マストラントニオ主演、1989年作品。海底油田の海中採掘基地付近の海域で、原子力潜水艦は採掘基地の行方不明となる。作業員らは捜索のため、暗黒と水圧が支配する未知の海溝「アビス」へと向かうが・・・。
あまり話題にならないジェームズ・キャメロン作品の一つ。初観だけどけっこう楽しい作品だった。物語はパニック映画のようなSF作品で、かなりの海洋スペクタクルが楽しめる内容になっている。ILMのデニス・ミューレンによるSFXや殆ど水中で撮影された映像技術はそのままT2やタイタニックに継承されているような印象だ。
物語はかなり強引な感じで説得力は弱いものの、映像の迫力や高い緊張感で、グイグイ惹きつけていくあたりは流石ジェームズ・キャメロンだろうか。尺長ながら全く退屈することはないと思う。水圧による苦しさを表現できているのが凄いと感じる。海底都市や津波が止まるシーンも、映画ならではでまあ楽しくていいかな(笑)
