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アンヴィル!夢を諦めきれない男たちのkazcoのレビュー・感想・評価

4.2
なんで今更って感じやけど、TSUTAYAでリップスと目が合ったとしか言いようがない。
決してサクセスストーリーのバンドドキュメンタリーではなくて、かといって泥すすり続けた30年間だったかといえばそれも違くて、でも一般的に見れば最初こそ日の目を見たもののずっとそこからは日陰暮らしで夢がない…と映るのも確か。
なんだけど、作中で言ってるようにどこにモチベーションを置いてやっていくのかっていうのが凄く大事で、それに加えてフロントマンのリップスはロブという最高のパートナーを得て、ここまでやってきたというのが本当によくわかる。
2人の掛け合いを見てるだけで胸にくるものがある。
で、この映画の構成として、起承転結でいうところの起と結を完璧に日本のファンが持っていってる。
最後まで観ると日本のファンがアンヴィルに凄く花を持たせてて、これからアンヴィルというバンドを続けていく上でラウパでのライブはとても活力になってるだろうなって思う。
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