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アギーレ/神の怒りのwigglingのレビュー・感想・評価

アギーレ/神の怒り(1972年製作の映画)
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ヘルツォークを観たこと無いってのがずっとコンプレックスだったけど、ついに近場での特集上映が実現。これを機に8作品を一気に観ることに。横川シネマさんありがとう!
てことで、これからしばらくヘルツォーク作品の感想が続きますので適当にスルーいただければ。

それで最初に観たのがこれですよ。噂には聞いてたけど、この映画の存在自体が狂気ですな。ファーストショットからトチ狂ってるもん。数百人のスペイン人と現地のインディオがアンデス山脈を下ってるシーンなんだけど、これが100%ガチのオール現地ロケなんですよ。その後も幻のエルドラド(黄金境)を目指してアマゾン川を筏で進むんだが、これ演出とか無くて素でやってるだろ?ってシーンだらけ。
死の行軍を描いた映画はたくさんあって本作もそうなんだけど、この映画の撮影自体が死の行軍そのものだったというね。

お話自体は割とどうでも良くて、一言でいうと人間の果てしない欲望が生み出した狂気を描いた作品です。その狂気の中心にいたのがクラウス・キンスキーという怪物俳優。この後、ヘルツォークとキンスキーの狂人コンビが傑作を量産するわけだが、その記念すべき1作目が本作。

これは『フィツカラルド』の感想で書くつもりなんだけど、本作を観てすぐに連想した超有名な映画があるんですね。その作品の方が後の製作なので、おそらく大変な影響を与えてると思うんだけど。それはそれで探ってみるつもり。

結論は、こんな狂った時代には狂った映画を観よう!ってことで、その最有力候補作品の一つが本作です。