算数学

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録の算数学のレビュー・感想・評価

4.0
漫画・テレビシリーズ・劇場版どちらも鑑賞済み。

リアルタイムでテレビシリーズを鑑賞していた世代。
初めに忠告しておくとするならば、
この作品は導入口が違うだけで全く作風のイメージが変わる。
そして、3作共通する点が有るが解釈が異なる。
また、結末も異なる。
お好きな入口からお入りください。

監督の好みが大胆に垣間見れる。
サウンドに天井桟敷・J.Aシーザーを起用。
背景美術やモチーフなど所々に
寺山修司を彷彿させたり、
70年代~80年代のアンダーグラウンド文化を彷彿させる。
公開は1999年。

正直、
原作をある程度把握・心酔していれば
ある程度の奇妙な物語の展開に解釈でき楽しめる。
このような耽美な世界観と無縁な方は疑問のみ生まれる。

世界の涯ての先には何があるのだろう。
この作品にその答えが有る。

絶対運命黙示録。