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大空港の10000lyfhのレビュー・感想・評価

大空港(1970年製作の映画)
2.5
大雪に見舞われたシカゴ近郊の架空の空港と、そこを離陸した国際便を舞台に、除雪や滑走路変更や顧客の対応に追われる空港長、整備士、航空会社スタッフ、そして国際便の機長、フライトアテンダント、無賃搭乗犯、航空機爆破企図者ら、多くの人物によりたくさんのことが起こる群像劇。1970年代のアメリカ映画といえば、ニューシネマまたはそれと相互影響のある新世代ハリウッド監督(スピルバーグ、ルーカス、コッポラ、スコセッシ)のイメージが圧倒的に強い中にあって、王道なハリウッド映画、しかし質感は 1950年代まんまな感じ。人物たちのキャラや関係性(ジェンダーロールや歳の差カップルも含め)やセリフが類型的で、全ての問題がギリギリで危機回避して無事におさまるのがお約束過ぎて、一応パニック映画ながら、ハラハラドキドキ感は皆無。分割画面多用し過ぎ、劇伴はウザいくらい説明的。でもまずまず楽しめる映画ではある。1970年に CRT モニタがコールセンタみたいなところに並んでたのはちょっとした驚き
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