あからさまに評論家受けを狙いにいった「博奕打ち 流れ者(1970)」くらいではまだ足りなかったと反省したのか、今度は笠原和夫にも参加してもらって、「博奕打ち 総長賭博(1968)」の布陣を完全再現。三島由紀夫にまた褒めてもらおうとしてるのがみえみえの博奕打ちシリーズ最終作。
終始真面目で適度に複雑。重厚な任侠ドラマが繰り広げられる。
侠客ディズニーランドみたいなラストの殴り込みがいいね!
監督、脚本もできることをやってて話も面白いんだけど、「博奕打ち 総長賭博」に遠く及ばないのは、鶴田浩二の賞味期限が切れたからなんじゃないかなと分析する。
面白かった。