ちろる

若草の頃のちろるのレビュー・感想・評価

若草の頃(1944年製作の映画)
4.0
ミュージカル好きは絶対外しちゃいけないとされる作品。
なかなか出会う機会なかったので観られなかったのですが、クリスマス間近に控えてU-NEXに登場しました。
邦題と、出演者のラインナップから「若草物語」の雰囲気を想像してたけど、こちらはとにかく恋したくて仕方ない年頃の乙女たちの焦りを描いていて、ところどころクスッと笑えるコメディ色の強い明るくポップなミュージカル映画。
気になってた男の子といい感じ?の時にいい匂いだね、おばあちゃんと同じ香水だ。
なんて言われたら落ち込む笑
壮大な展開はないけれど、1904年万博を間近に控えたアメリカのセントルイスのゆったりとした季節の情景や、和やかな舞踏会、ちょっとやばいハロウィンなどが観ているだけで心地いい。

なんといっても、この作品の見どころは大人しくて可憐な少女な印象の強いマーガレット オブライアンの幼きいたずらっ子な役柄が似合っていて超可愛い。
パーティーの夜に踊って歌う姿は永久保存したいくらい。
ミュージカル英としては歌やダンスは少なめだけど、とびっきり明るくて、優しい愛に満ちた世界を堪能できるクリスマスムービーとしての秀作でした。
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